家での作業において毎日するけどめんどくさい作業ってたくさんあると思います。僕にとってその作業の1つにカーテンを開け閉めがあります。起床のアラームがなったときにカーテンが開く、外出するときにカーテンが閉まる。僕はGoogle Homeのルーチンにこんな操作を組み込んで自動実行されると幸せになれるのではと思いSwitchBot カーテン3を購入しました。

結論からいうと僕が理想としていた起床時」「外出時」などのルーチンにカーテンの開閉を設定することはできませんでした。この記事ではそんなSwitchBot カーテン3について紹介していきます。
SwitchBot カーテン3の中身

まずは中身から。なんとも形容しがたい独特な形の本体が入っています。


付属品もあって、ローラーアタッチメントの種類はかなり豊富に入っています。具体的には下記。
- 充電ケーブル
- マグネット
- ローラーアタッチメント
- ローラーアタッチメント取り外しフック
- リセットピン
- 取扱説明書
- クリーニングティッシュ(マグネットを取り付ける時に使う)
SwitchBot カーテン3のスペック
SwitchBot カーテン3のスペックは下記です。
| バッテリー持ち | 最大8ヶ月(別売のソーラーパネルで半永久) |
| 充電端子 | Type-C |
| 音 | 25dB以下(QuietDriftモード) |
| 重さ | 280g |
| 音声コントロール | 〇(アレクサ、Googleアシスタントなど) |
| スケジュール設定 | 〇 |
| 両開き | 2台でできる |
| 値段 | ¥8,980円 |
冷静に考えるとカーテンを開閉するだけのスペックで9千円もするのはけっこう高い気がします。セール時に買うのがおすすめです。
両開きの必要はない

僕の部屋のカーテンは両開きで、窓の中央からそれぞれ左右に開けるタイプのものです。皆さんの家もおおよそは同じタイプのカーテンがあるのではないでしょうか。そんな両開きのカーテンにはどんなふうにSwitchBotカーテンを設置するのか公式サイトで確認すると、

両開きするにはSwitchBot カーテン3がもう1台必要と書いてありました。もう1台購入すると費用が1万8千円になってしまいます。さすがに高すぎ。。
そもそもカーテンを左右に開く必要ある?

僕は今まで両開きのカーテンは左右にしか開いたことがなくて、この動作を当たり前と思っていました。ただよく考えると、両開きは誰かが決めたルールではなくて"カーテンを開閉するための手段"でしかないのです。べつに端から端まで2枚のカーテンをまとめて開いてもいいわけです。
片開きで2枚のカーテンを開閉できる

あとはSwitchBotカーテン3が何mの幅を動作できるかが問題で、調べたところ最大3mと書いてありました。僕の部屋のカーテンレールは1m80cmなので問題ありません。というわけで僕はSwitchBotカーテン3を追加購入せずに1台で端から端までカーテンを開閉してもらうことにしました。
SwitchBotカーテン3の設置方法(2枚のカーテンを1台で開く)
設置方法を解説します。
カーテン開ける方向を決める

SwitchBotカーテン3は開くときに右向きか左向きかで取り付ける位置が変わってきます。カーテンを右に開く時は左側に、カーテンを左に開く時はSwitchBot カーテン3は右側に取り付けます。
僕は右向きに開きたいので、今回は左側に設置していきます。左向きに開きたい方は以下の手順とは左右逆に設置してください。
本体を取り付けていく

まず本体を左側を分割します。

カーテンレールの一番左のフックをランナーから外します。

左側のロールをカーテンレールにつけます。

残りの本体を付けていきます。このときかなり本体を引っ張らないと取り付けができません。「壊れない?」と思うくらい引っ張りましたが壊れなかったので頑張って取り付けましょう。
マグネットを取り付け
カーテンを閉めるときに本体が「ここまできたらカーテンが閉まった」と認識できるようにするためのマグネットを設置します。

SwitchBotアプリとカーテンを接続して初期設定をしていきます。初期設定の中でマグネットを取り付ける場面があるので、画面の指示に従い設置していきます。
ちなみにマグネットの位置決めはけっこうシビアでなかなか本体が認識してくれません。マグネットには両面テープがついていますが最初から外すのではなく、本体がマグネットを認識する位置が分かったら両面テープでしっかり固定するようにしたほうがよいです。
ちゃんと開閉できる

僕のように2枚のカーテンを1台で動かしたい場合「ちゃんとカーテン開け閉めできるの?」と疑問に思うかもしれません。僕もそうでした。
ただ実際に使ってみると、ちゃんと2枚のカーテンを端から端まで動かしてくれました。1カ月経った今でも途中で止まるといった不具合もないので、たぶんこれからも壊れるまでは問題なく使えると信じています。
Quiet Driftモードは超静か

SwitchBot カーテン3はQuiet Driftモードという言葉の通り静かに動くモードがあって、実際に使ってみてもほんとうに静かです。音がまったく聞こえてこないので「朝は自然の光で目覚めたい」という方にはぴったりの機能です。
うまく開閉できないときがある。らしい
僕の環境ではなかったですがQuiet Driftモードだとカーテンをうまく開閉できない時があるらしいです。カーテンレールにつなぎ目がある場合にこの事象がおきるらしく、ゆっくり開閉するがゆえにパワー不足でつなぎ目の段差を乗り越えることができないみたいです。
タッチ&ゴー機能は使わない

SwitchBotカーテン3にはタッチ&ゴーという機能があります。これはカーテンを少し引っ張るだけで自動的に開けたり閉めたりしてくれるものです。
一見便利そうな機能ですが、僕はこの機能を1回も使いませんでした。なぜなら僕にはGoogle Homeデバイスで音声コントロールができるから。わざわざカーテンを引っ張るくらいなら自分で開け閉めします。
Google Homeルーチンアクションに非対応

冒頭でも話した通り、僕がSwitchBot カーテン3でやりたかったのは日常のルーチンにカーテンの開閉を組み込むということでした。たとえば「OK Googke、おやすみ」と言うとアラームを設定して、アラームの時刻になると自動でカーテンが開くというような使い方を想定していたのですが、公式ができないと言っているので今はあきらめるほかありません。。
Geminiを使ってもダメ

Switchbotサーキュレータの時にGeminiを使うとこれまではできなかった複雑な命令も実行できたのでGeminiならできるのではと思いましたが、これでもダメでした。画像のように「設定しました」なんて言いつつも「Googleホームに割り当てられていないから」と実行されません。
代替案はSwitchBotアプリのスケジュール実行

八方塞がりのようですが、いちおうSwitchBotアプリにはスケジュールを設定することで指定した時刻に自動で開閉する機能があります。
具体的には「この曜日には〇時にカーテンを開ける」という具合です。ただ僕みたいに毎朝起きる時間が少し違うというような、ルーティンが日によって変わる人にとってこれは不便で、毎日毎日SwitchBotアプリから設定を変更するという作業が必要になってくるのであまり実用的ではありません。
けっきょく僕は毎回音声でカーテンを開閉するようにしました。
音声コントロールには追加費用が必要

これはカーテンに限った話ではないですがswichbotデバイスを音声コントロールで使うには追加費用が必要です。具体的にはSwitchBot 製品をBluetoothで制御するためのSwitchBot ハブと、そのSwitchBot ハブに指示を出す音声アシスタントです。
僕の場合はSwitchBot ハブ3(¥16,980円)とGoogle Nest Mini(¥6,050円)を使っています。これだけで追加費用が¥23,030円と高すぎる費用になっています。
ただ僕が使っているSwitchBot ハブ3は最新で最高値のものなので、SwitchBot ハブミニにして¥5,480円で済ませるのがいいと思います。
ソーラーパネルで半永久給電できる

「また追加費用かよ」となると思いますが別売りのソーラーパネルで半永久給電をすることができます。本体を充電するときは基本カーテンレールから取り外す必要があるのであると便利な商品です。
とはいえぜったい必要かというとそうでもないです。本体のバッテリーは最大8ヶ月持つらしく頻繁に取り外し / 取り付けをするわけではないのでお好みでどうぞ。くらいの感覚です。
実際に運用して「なくてもいいかも」と思いましたがせっかく買ったので紹介しました。
【ここだけは読んでほしい】購入前に自宅のカーテンレールを確認するべき
SwitchBot カーテン3の購入を検討している方にいちばん伝えたいことがあって、購入前にはかならず自宅のカーテンレールの計測をしてほしいです。なぜかというと僕の自宅のカーテンレールには合わなかったから。公式サイトの「市販の約99%のカーテンレールに対応できます」という文章から僕の家でも使えるだろうくらいの気持ちで計測をせずに購入したところ見事に1%の枠に入りました。
カスタマーセンターが対応してくれた
さすがに9千円近くも出費をして何もできずに終わることはしたくなかったのでSwitchBot カスタマーセンターに相談してみました。
するとカーテンレールの詳しい寸法を尋ねられ、

後日対応する特製のローラーアタッチメントを送ってくれました。しかも無料で。
ちなみにSwitchBot カスタマーセンターはこちらがメッセージを送っても1週間後くらいにしか返事が返ってきません。対応自体はすごくいいので「無料だから仕方ない」くらいの気持ちで気長に返事を待ちましょう。
【まとめ】まあ便利。としか言えない

買う前から分かっていたことだけですが、あくまでこの商品はカーテンを開閉するだけのものです。そしてカーテンを開閉する回数は多くの方が朝起きるときと夜寝るときの2回くらいです。なのでSwitchBotカーテン3を買うだけで劇的に生活が変わるかというとそうでもなくて「まあ便利だな」くらいの感覚です。
Google Homeルーチンアクション非対応は残念だった
そんなSwitchBotカーテン3に求めていたのは自分の生活リズムに合うようにカーテンの開閉を自動でしてくれることでした。そしてそれはできませんでした。個人的にここが一番のポイントだったので、ほんとうに「まあ便利だな」の商品でしかなくなってしまいました。
今後に期待はしている
ただGoogle Homeルーチンアクションに非対応というデメリットはソフトウェアの部分の問題なのでGoogleが頑張ってくれれば対応する可能性も十分あります。これに対応してくれれば生活の質がさらに上がるので今後に期待しています。
