7月に発売され始めた当初から話題になっていた巻き取り式ケーブル搭載の充電ステーションAnker Nano Charging Station (7-in-1, 100W, 巻取り式 USB-Cケーブル)。気にはなっていたのですが、買うことを決断した時にはすでに売り切れていました。。そして、ようやく購入することができたので、実際に使ってみたうえでのレビューをしていきます。
23歳"おーくまん"です。ガジェットを中心に紹介しています。
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Anker Nano Charging Station 7-in-1 100Wの仕様

ポート構成と出力
ポートは以下のように構成されていて、最大7つのデバイスを同時に充電できます。Type-Cのケーブルやポートは単一使用だと100Wまでの出力に対応しているので、パソコンも充電することができます。Type-Aは12Wまで出るようです。
ポート構成
- ACアダプタ×3
- 巻き取り式ケーブル(Type-C)×2
- Type-Aポート×1
- Type-Cポート×1
※ケーブルは70cmまで伸ばせる
※Type-Cは最大100Wまで対応、Type-Aは最大12Wまで対応
複数ポート使用した時の出力の調整は自動でしてくれるので、パソコンなど明らかに出力が足りなくなるようなものを挿すとき以外は何も考えないで充電することができます。
巻き取り式ケーブルの耐久性
巻き取り式と聞いて不安になるのが耐久性ですが、巻き取り・折り曲げともに18000回の耐久テストをクリアしているので問題なさそうです。1日に巻き取り式ケーブルを取り出すのはせいぜい2.3回くらいだと思うので、毎日使ってもそうそう壊れることはないと思います。
保証は2年
万が一壊れても、2年という長い保証期間が無料でついてくるので安心です。さすがAnkerさん。
Anker Nano Charging Station 7-in-1 100Wの外観・重さ
外観

まずは正面。ここには出力情報などを表示するディスプレイがあります。

続いて右側面。Type-Cの巻き取り式ケーブルとType-Aポート、Type-Cポートが一つずつあります。

左側面はType-Cの巻き取り式ケーブルのみです。

後ろはAC差込口が3つあります。ディスプレイの電源を取るのによさそうです。
重さ

重さは565gありました。この重さとなると、持ち運び用ではなくて自宅やオフィス向きで据え置きで使うものになりそうです。
実際の使い心地(よかったこと3つ)
実際に使ってみると、「これはデスク環境が変わった!」となる商品でした。ここからはこの商品のよかったことを解説します。
デスクにおいてもコンパクト

机の上に置いたときの第一印象が「小さい!」で、しばらく使ってみても存在感があまりありません。7つものポートと巻き取り式ケーブルを抱えながらこれだけコンパクトなのはすごいなぁと純粋に思いました。
机の上の充電ケーブルが激減したので、デスクがすっきりしました。
マグネット式の巻き取り式ケーブルが超便利

まず「便利だな」と思ったのは巻き取り式ケーブルで、当然巻き取りであることのメリットは言うまでもないんだけどこのケーブルのいいところはマグネットが内蔵されているところです。
充電が終わってケーブルを直すときは、一度引っ張るとあとは勝手に定位置にピタッ!と戻ってくれます。この勝手に定位置に戻ってくれるというところがほんとうに良くて、ケーブルを綺麗に直すという手間が必要ありません。
ディスプレイの出力表示にテンションが上がる

これは完全に個人的な好みですが、本体のディスプレイで「どのポートで何ワット出ているか」といった出力の情報を見ることができるのがグッドポイントです。今このデバイスは30Wで充電されてるんだ!などと分かるとテンションが上がります。そして、リアルタイムで出力が表示されるので接続するものが増えると数値が変わっていくのも面白いです。
この気持ち、わかってくれますか?
ちなみに、表示画面は3種類あります。
ポート数は十分

コンセント部分も合わせると合計7ポートもあるので、デスク上で使う分にはポート数が足りなくなることはないと思います。なぜならPCや家電などの電源をわざわざこの充電ステーションからとることはしないからです。あくまでもスマホやイヤホンなどの小物を充電するためのものであって、たくさんの小物を同時に充電する機会はそうないと思います。
【惜しい点①】滑り止めがあまり効かない

僕のデスクの天板はパイン材だからテーブルが悪いということはないと思うんですが、この充電ステーションは滑りやすいです。充電をするとき、充電が終わったときは必ずケーブルを引っ張る必要があるんだけどこの時片手でケーブルを引っ張ると必ず本体も引っ張られてしまいます。片手で取り出し、収納ができるとほんとうに良かったのですが惜しかったです。
一応付属品で滑り止めテープはある

Anker側もそれは分かっているようで、付属品として滑り止め用のテープは入っています。ただ、テープは時間が経つと跡がついてベタベタしそうであまり使いたくないというのが本音です。。
滑り止めマットで解決できる

ただ、この問題は滑りにくい素材のデスクマットで解決することができました。
ちなみに100均一で買った滑り止めマットはこの商品の滑り止めには全然役に立たなかったので、もし滑り止めを購入するのならある程度いいものを方てょうがいいと思います。
【惜しい点②】コンセントは上部にもあるとよかった

デスク上でコンセントを使うものと言えばPCやモニターなど様々なものがあって、大概のものは電源に繋げっぱなしものがほとんどだと思います。でも、デスク上でときどきだけコンセントを使った電源が必要になることってありませんか?
電動工具やACタイプの卓上加湿器などがありますよね
そんな時にサクッとコンセントにプラグを挿すことができると便利なのですが、この商品には背面にしか差込口がありません。この「ときどき使うコンセントが必要なもの」を使用するときのための差込口が上部にもあるとさらに便利だったのですが。。
【人によっては気になるかも】巻き取り式ケーブルの長さについて制約がある
僕はとくに気になりませんでしたが、人によっては気になるかもしれないので巻き取り式ケーブルの使い勝手に関する制約をまとめておきます。
最低でも10㎝はけ-ブルを出さないといけない

「ケーブルはちょっとだけ出せば固定されるんでしょ?」と思っている人がいるかはさておき、巻き取り式ケーブルは最低でも10㎝くらいは引っ張り出さないと固定することができません。
安全に使うための仕様だとは思うのですが😅
ちなみに公式サイトには最低でも15cmは出してねと書いてましたが、僕は10cmくらいで固定されました。
ケーブルの長さ調整は無段階ではない

僕は勝手にケーブルの長さは無段階で調整できると思っていたのですが、無段階ではありませんでした(しっかり公式サイトに8段階で調整できると書いてました)。とはいえ使い勝手に全然問題はなくて、何も気にすることはないと思います。
【まとめ】デスク環境が変わる充電ステーション

最大100W充電に対応していて巻き取り式ケーブルを内蔵しているのに、このコンパクトさ。惜しい点はありつつも、これという大きな欠点は見当たらない充電ステーションでPC作業をする方にとっては間違いなくデスク環境が改善される商品だと思います。アマゾンのセールなどで安くなることが多いようなので、値下げされている時には即買いしてもいいんじゃないかと思います。
