Thuderbolt4のドッキングステーションと言えばCalDigitあたりが有名ですが、どうにもこうにも金額が高くてなかなか手が届きません。そんなときAmazonで見つけたのがAnkerの"PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock"。定価は4万4千円と高いですが、セールで2万5千円くらいになっていました。ここまで値が下がると「この商品大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、ほとんど大丈夫です。"ほとんど大丈夫"なのでセール中に買うとコスパはいいと思った理由を解説していきます。

"なんちゃってプログラマ"の略でなんグラマです。プログラムを書いたり、ガジェットを紹介したりします。
・お問い合わせ
・プライバシーポリシー
そもそもThunderboltとは

ThunderboltはIntelが開発したインタフェースで、USBやHDMI・LANなどのあらゆるインタフェースを統合することを目的に作られました。本当にその通りで、ドッキングステーションにThunderbolt対応のケーブルを1本挿すだけでありとあらゆる周辺機器に接続できます。現在は5世代目までリリースされています。今回紹介するThunderbolt4は一つ前のモデルになりますが最新のThunderbolt5は対応している機器がまだまだ少ないので、Thunderbolt4の機器を使用するのがおすすめです。
以下に、Thunderbolt4の仕様をまとめます。
データ転送 | 最大40Gbps |
ディスプレイ | 2つの4K60Hzディスプレイに出力 or 1つの8K60Hzモニター |
充電電力 | 最小15W~最大240W |
このほかにも並列接続可能などといった仕様もありますが、一般的に意識して使うことはないので省略。
PC側もThunderboltに対応している必要がある
Thuderbolt4は魅力的ではありますが、ここで気を付けないといけないことがPC側もThunderboltに対応していないと恩恵を最大限受けられないことです。Thunderboltに対応していないPCを使っている方はもっと安いドッキングステーションやハブを使った方が幸せになれるかもしれません。
外観とパッケージ内容
外観

外観は筆箱のような感じで、18.6×7.3×3.3cmとなっています。色は公式ではグレート謳っていますがどちらかというとシルバーに近く、光が当たると光沢感があってかっこよくなります。
重量
こんなでかいドッキングステーションを持ち歩く人は誰もいないでしょうが、この商品は467gもの重さがあります。そして、充電器と合わせると重さは879g。やっぱり持ち歩くことはありません。
パッケージ内容


入っているものは下記。電源が最初から入っているのはありがたいし、何もせずとも18ヶ月の保証を受けられるのはさすがAnkerだと思います。
- 本体
- ACアダプタ(120W)
- 電源ケーブル(1.2m)
- Thunderbolt4ケーブル(0.7m)
- 取り扱い説明書
- 18ヶ月保証 + 6か月(Ankerで会員登録後)
PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dockの仕様

前面のポート
- Thunderbolt 4 アップストリーム(40Gbps, 最大90W)
- USB-C 3.1 Gen 2 (10Gbps, PD対応最大20W)
- 3.5mmオーディオジャック
- SDカードスロット
前面にはSDカードスロットやオーディオジャックなど、ユーザにとってありがたいポートがそろっていることが良いです。人によってはUSBを使うためにUSB-Aも前面にあるとよいのかもしれませんが、自分はUSBは直接ノートパソコンに挿すようにしています。あと、thunderbolt4のアップストリームは裏側でよかったのではと思ってしまいます。何も挿していないときはスタイリッシュにしたいですよね。

裏面のポート
- DC入力
- HDMI 2.0 × 2
- Thunderbolt4ダウンストリーム (40Gbps, 最大15W, 8K(30Hz))
- イーサネット(1Gbps)
- USB-A 3.1 Gen 2 (10Gbps)× 2
- USB-A 2.0 (480Mbps)× 2
裏面には周辺機器を接続するためのポートがあります。USB-Aもしっかりとあってキーボードやマウスのレシーバーは裏面に挿すことができます。
僕のドッキングステーションの使い方

そんなAnkerのThunderbolt4のドッキングステーションですが、僕はこのように使っています。

まず、ドッキングステーション前面はノートPCとつなげるためのthunderbolt4ケーブルを挿します。

余談になりますが、このときノートPCにケーブルを挿すときはL字の変換アダプタを使うことでスタイリッシュな見た目になります。
ドックの背面にはLogicoolのマウスやキーボードを統括するためのBluetoothレシーバーや、NASに有線で接続するためのLANケーブル、ディスプレイに接続するためのケーブルを挿しています。
ときどき画面が消える
なぜかは分かりませんが、HDMIで接続しているの方のモニターがときどき消えてしまいます。すぐに自動で復帰するので我慢はできますが、人によっては長時間消えてしまうこともあるようです。
セールで買うとコスパ良し

普段は定価4万4千円と高いですが、たまにあっているセールで半額近くまで割引されていることがあります。モニターを2台接続した時に、HDMIで接続している方のモニターが時々消えてしまうことがありますが、Thunderbolt4に対応したPCを持っていて「ドッキングステーションがほしい!」という方にはおすすめの商品です。ときどき、Amazonなどをチェックしてみてください!