まさかキーボードに4万円も出す日が来るとは思ってもいませんでしたが、HHKBのキーボードを買ってしまいました。今回購入したのはHHKB Studioで、キーボードにマウスのポインティングスティックがついたあれです。

丁度新しいテンキーレスのキーボードをさがしていたこともあって、この広告に一目ぼれし買ってしまいました。結論から言うと、買って満足した商品ではありますが全員におすすめできるわけではないのでそう思った理由を解説していきます。

"なんちゃってプログラマ"の略でなんグラマです。プログラムを書いたり、ガジェットを紹介したりします。
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テンキー付きは腕への負担がある

まず、なぜ新しいキーボードを購入したのかというところからお話しします。今までキーボードはlogicoolのmx keys S を使用していて、打鍵感もよくこれと言った不満はありませんでした。
ただ、このキーボードで長時間作業をしていると右腕が痛くなってきたのです。原因はテンキーが存在するということで、マウスを握るために右腕が不自然に開いた状態が続き痛みが出てきていたのです。
この痛みが慢性化すると一生このままになってしまうと思い、新しいテンキーレスのキーボードを買うことにしました。そして、見つけたのがこのキーボードだったわけです。
今回購入したモデル
今回購入したのは英語配列版で、日本語配列版とキー配列が異なります。なぜ英語配列版にしたのかというと、スペースキーとEnterキーが横に広いからです。この2つのキーはよく使うと思うのですが、日本語配列だとEnterキーを押す場合なんかは右手を少し浮かさないとキーに届きません。こうした小さなストレスから解放されるのが英語配列だったのです。

そして、このキーボードはテンキーレスです。テンキーレスであればどのキーボードでも問題はなかったのでしょうが、右腕の移動距離が短くなったことで長時間使用による腕の痛みもなくなりました。
HHKB Studioの外観

まず真上から見てみると、一番の特徴は真ん中あたりにあるポインティングスティックで使い慣れてくるとなかなか便利なものです。


真横の左右それぞれと、前面にはジェスチャーパッドがあります。これでスクロール操作などができるのですが、自分はあまり使いませんでした。
それと側面から見ると分かりやすいと思うのですが、キーのそれぞれの列には段差があるのが特徴で、この特徴が入力のしやすさをサポートしてくれています。

後面にはType-Cポートと電源ボタンがあります。Type-Cポートは充電に対応していないので注意。
HHKB Studioの重さ
HHB Studioの重さは830gもあります。持ち歩きがしやすくなるようなグッズが販売されているようですが、自分はこの重さのキーボードを外にもち歩こうという気持ちにはなりません。まあ、初めから自宅でしか使うつもりはなかったので問題ないのですが。
HHKB Studioのスペック
HHKB Studioのスペックは下記。個人的には電池でなくUSB充電に対応してほしかったところです。
互換性 | Windows / macOS / iOS / iPadOS / Android / visionOS |
キー仕様 | メカニカル / ステップスカルプチャ / キーピッチ:19.05mm |
サイズ | 308 ×132 ×41mm |
重さ | 830g |
接続方式 | Bluetooth |
通信規格 | Bluetooth5.0(LE) Class2 |
周波数 | 2.4GHz |
電池 | 単3電池 × 4本 |
動作時間 | 3ヶ月 |
打鍵感が最高
打鍵感が最高

HHKB Stuioはメカニカル式のキーボードで、独特のなめらかな入力感が個人的にたまらなくよかったです。MX Kyes Sよりも入力がしやすく、タイプしているときの「すこすこ」という音がタイピングを楽しくしてくれます。
タイピングが速くなった

そして打鍵感がよいことが影響したのか、タイピングが速くなりました。今までe-typingでスコアが300を超えたことはありませんでしたが、HHKB Stuioに変えて初めて300を超えることができました。
接続が遅い / 切れる

非常に使い心地のよい商品ですが、気になることがいくつかあります。まずはキーボードの電源を入れた時です。logicoolのmx keys S の時はキーボードの電源を入れると2秒くらいで接続できていましたが、HHKB Studioは体感で4秒くらいかかっているような気がします。とはいえ、僕の場合は キーボードの電源を入れるとき = PCの淵源を入れるとき なのでPCを起動する前にキーボードの電源を入れればいいだけなのでまだ許せます。
もう一の方が自分にとって問題で、離席して戻ってきたときに「さあ作業再開だ!」と意気込んでEnterキーをタップしても反応しないことがあることです。公式にはEnterキーを押すと再接続すると書いてあるのに。。
ジェスチャーパッドはあまり使わない。ポインティングスティックはあり。
ジェスチャーパッド

購入して1カ月くらい経ちますが、ジェスチャーパッドを僕はあまり使いませんでした。というのも反応が良すぎたり、逆に反応が悪かったりするからです。初期設定時はキーボードの左右はスクロールになっていますが、これはマウスでした方が正確に行きたいところにスクロールできますし、前面の画面切り替えも普通に「Alt」+「Tab」で切り替えていった方が早いような気がします(人による)。
ポインティングスティック

ポインティングスティックは「あり」だなと思っています。マウスカーソルを少しだけ移動したいときに重宝していて、操作加減もすぐになれることができました。これがあることで腕を動かすきっかけが減り、腕の負担の減少につながるのでよかったなと思っています。
タイピングが楽しくなる。けれど全員におすすめはできない

先述したようにタイピングスコアが伸び、打鍵感もよいことからタイピングが楽しくなりました。僕はあまり触ってはいませんが専用のソフトでキーマップの変更ができるので、人によってはこの点も評価が高くなると思います。ただ、価格が4万円越えとキーボードにしては高すぎますし、ジェスチャーパッドなど使っていない機能があるのでもったいないように感じてしまいます。こういった理由で、僕は全ての人に「このキーボードいいですよ!」とお勧めすることはできないです。
一度レンタルしてみるといいかも
とはいえ、最高級のキーボードに魅力を感じている方もいらっしゃるでしょう。そんな方にはゲオのレンタルサービスなどを活用するといいかもしれません。HHKB Studioだと14泊15日を4,980円でレンタルすることができ、返却してそのまま購入をすると定価からレンタル代を引いた額で購入することが可能となります。